宅建業免許の費用はいくら?申請手数料・保証協会・開業費用の全体像を解説

この記事の判断軸

宅建業の開業資金は、免許申請手数料だけでは足りません。保証制度、事務所、人件費、営業システム、売上発生までの運転資金を分けて見積もります。

行政書士報酬を含む申請費用だけでなく、開業後に毎月出ていく固定費まで把握できる資金計画にします。

FEE行政手数料

奈良県知事免許の新規・更新は、2026年7月時点で電子26,500円、紙33,000円です。

GUARANTEE保証制度

営業保証金の供託か、保証協会の分担金・入会金・会費を準備します。

RUNWAY運転資金

賃料、人件費、ポータル、広告等を売上開始まで支払える資金を確保します。

宅建業開業で発生する費用の内訳

行政への申請費新規・更新の手数料。電子申請と紙申請で金額が異なります。
公的証明書・実費法人登記、住民票等、写真、郵送、交通費など、対象人数と事務所数で増減します。
営業保証金・保証協会本店1,000万円の供託、または分担金60万円と協会独自の入会費・会費等を比較します。
事務所初期費敷金・礼金、賃料、内装、家具、電話、看板、複合機、書類保管設備など。
人員費専任宅建士・事務員の採用費、給与、社会保険、研修費など。
営業・システム費物件ポータル、業者間システム、ウェブ、広告、車両、電子契約等。
法定費用と事業投資を同じ箱に入れない

申請手数料は一時費用ですが、家賃・給与・システムは毎月続きます。初期費用、月額固定費、取引ごとの変動費に分けると、必要な運転資金を判断しやすくなります。

実務上の判断ポイント

費用見積りは、免許取得に必要な費用と、営業を継続するための費用を分けて比較します。

POINT 01

見積書の範囲

行政書士報酬に証明書取得、写真確認、保証協会支援、補正対応が含まれるか確認します。

POINT 02

自分で申請する時間

報酬を抑えても、窓口相談、書類収集、撮影、補正に使う経営者の時間をコストとして見ます。

POINT 03

売上ゼロ期間

免許審査と保証制度の間は宅建業売上が立たないため、数か月分の固定費を準備します。

申請手数料33,000円だけで開業できると考えない

保証協会、事務所、人件費が大きな割合を占めます。特に専任宅建士を採用する場合は、免許取得前から給与・社会保険が発生する時期を確認してください。

手続き・準備の流れ

01業務モデルを決める

仲介、買取再販、管理など、必要な設備・人員・システムを決めます。

02初期費用を集計する

行政手数料、保証制度、物件契約、設備、専門家費用を集めます。

03月額固定費を算定する

家賃、人件費、会費、システム、広告を月額化します。

04開業までの期間を置く

審査・保証協会・物件準備の間の支出を見込みます。

05予備資金を確保する

補正、工事、採用遅延、広告効果の遅れに備えます。

確認チェック

提出・営業開始前に確認すること
  • 電子・紙の申請方式を決めた
  • 保証協会の分担金以外の費用を確認した
  • 事務所と人員の初期・月額費を分けた
  • 売上開始までの運転資金を確保した
  • 行政書士見積りの業務範囲を確認した

確認しておきたいポイント

奈良県の新規申請手数料はいくらですか?

2026年7月時点で電子26,500円、紙33,000円です。申請時に最新額を確認してください。

保証協会なら60万円だけですか?

分担金以外に入会金、会費、支部費等があります。加入先の総額を確認します。

自分で申請すれば法定費用だけですか?

専門家報酬は不要でも、証明書、事務所、保証制度、人件費、作業時間は発生します。

宅建業開業の総費用を現実的に試算したい方へ

事務所、人員、保証制度、申請方式を確認し、初期費用・月額固定費・運転資金に分けて試算します。

宅建業免許についてさらに確認する

※手数料・様式・添付書類・窓口運用は変更されることがあります。申請時点の最新案内をご確認ください。