建設業許可の営業所実態確認とは?写真・自宅兼事務所・審査で見られるポイントを解説

まず知っておきたいこと

営業所写真は、机の写真を1枚出せばよいものではありません。所在地、入口、会社表示、室内全体、事務設備、他社・生活空間との区分が連続して分かるように撮影します。

申請後に現地確認や追加写真を求められても説明できるよう、撮影日だけ整えるのではなく、日常的に請負契約業務を行う状態を作ります。

OUTSIDE外観・所在地

建物全景、番地・部屋番号、入口を示します。

INSIDE室内・設備

机、電話、パソコン、書類保管、応接等を示します。

BOUNDARY区分

居住部分・他社・別事業との境界と動線を示します。

営業所写真の撮影一覧

写真番号と間取り図を対応させると、審査側が配置を確認しやすくなります。

確認項目制度・判断の内容実務上の対応
建物全景周辺と建物全体が分かる距離から撮影します。テナントビルの場合は建物名・入口も撮ります。
会社入口商号・営業所名・部屋番号が確認できる状態にします。表札を一時的に貼るだけでなく、郵便・来客対応の実態を整えます。
室内全景四隅または複数方向から全体配置を撮影します。広角の歪みだけに頼らず、机・保管・応接の位置を示します。
事務設備電話、パソコン、机、椅子、施錠保管等を撮ります。生活用品や他社書類が混在しないようにします。
境界・動線玄関から事務所まで、居住・他社区画との扉・壁を撮ります。間取り図へ撮影方向と写真番号を記載します。

実務上の重要ポイント

POINT 01

撮影前の整備

郵便物、契約書、電話番号、会社名表示など、実際の営業状態を整えます。

POINT 02

自宅兼事務所

寝室・居間を通らず事務所へ入れるか、専用室として使うかを説明します。

POINT 03

他社同居

固定パーティション、専用机・電話・保管庫、看板等を確認します。

POINT 04

撮影後の変更

申請中に移転・配置変更した場合は、審査資料との不一致を行政庁へ報告します。

写真と一緒に用意する資料

準備・確認リスト
  • 間取り図・写真撮影方向図
  • 賃貸借契約書・使用承諾書
  • 建物登記事項証明書
  • 会社案内・名刺・郵便物
  • 固定電話・インターネット契約
  • 他社同居の場合の区画図・関係説明

進め方

01間取りと契約を確認

撮影前に使用区画と用途を確定します。

02設備・表示を整える

日常使用できる状態を作ります。

03外から内へ順に撮影

所在地→入口→区画→設備を連続させます。

04写真説明を付ける

撮影位置、方向、写っている設備を記載します。

05提出前に実態確認

写真だけ整っていて実際は使っていない状態を避けます。

注意点

写真の加工で不都合な部分を消さない

個人情報のマスキングが必要な場合は方法を確認し、区画や他社表示を画像編集で消してはいけません。審査で確認される実態を正確に示します。

よくある失敗

  • 夜間やシャッター閉鎖時だけ撮影する
  • 室内の一方向しか撮らない
  • 自宅の生活用品を写したまま提出する
  • 他社との境界を説明しない
  • 撮影後に机・看板を撤去する

確認しておきたいポイント

スマートフォン撮影でよいですか?

鮮明で必要範囲が確認できれば可能です。画質、日付、向き、印刷時の見やすさを確認します。

看板は許可前に必要ですか?

申請時の会社表示と、許可後に掲示する法定の建設業許可票を区別して準備します。

レンタルオフィスの共用会議室を応接にできますか?

専用事務所の実態と契約内容を含め、申請先へ個別確認します。

営業所調査は必ずありますか?

行政庁の運用や申請内容により、追加写真・説明・現地確認の可能性があります。

営業所写真・自宅兼事務所に不安がある方へ

図面、賃貸契約、写真予定を確認し、申請前に区画・設備・表示の不足を整理します。

建設業許可についてさらに確認する

※制度・金額・様式・行政庁運用は変更されることがあります。申請・契約時点の奈良県、国土交通省等の最新案内をご確認ください。