市街化区域の農地転用届出とは?必要書類や手続きを解説

まず確認したいこと

市街化区域内の農地は、一定の場合、農地転用許可ではなく農業委員会への届出で進められます。

ただし、自由に転用できるわけではありません。自己転用は4条届出、売買・賃貸借等を伴う転用は5条届出を確認し、受理前の工事・利用・権利移転を避けます。

CITY AREA市街化区域が対象

都市計画上の区域を正確に確認します。

ARTICLE 4 / 54条・5条を区別

所有者と利用者、売買・賃貸借の有無で届出区分が変わります。

RECEIPT受理後に着手

提出しただけでなく、受理通知等を確認してから進めます。

市街化区域の農地転用届出とは

市街化区域は、市街化を進める区域として定められています。区域内の農地転用は、一定の場合に都道府県知事等の許可ではなく、農業委員会への届出で進めます。

まず都市計画区域を確認

住所の印象だけで市街化区域と判断せず、自治体の都市計画情報等で対象筆の区域を確認します。

4条届出と5条届出の違い

4条届出

所有者自身が転用

自分の農地を自分で住宅、駐車場、資材置場等に使う場合です。

5条届出

権利移転・設定を伴う転用

農地を買う、借りる、贈与を受けるなどして転用する場合です。

手続き
自分の農地を自宅敷地にする4条届出
自分の農地を自己事業用駐車場にする4条届出
農地を買って住宅を建てる5条届出
農地を借りて資材置場にする5条届出

届出で必要になりやすい書類

届出書

4条・5条の様式

届出者、土地、目的、権利関係、工事時期を記載します。

土地資料

登記事項証明書・位置図・公図等

所有者、地目、地積、所在を確認します。

5条関係

契約書案・当事者資料

売買・賃貸借・使用貸借等の内容を届出と一致させます。

計画・他法令

配置図・建築関係資料等

自治体や利用目的に応じて追加資料を準備します。

市街化区域の農地転用届出の流れ

01区域・地番確認

対象地が市街化区域であることを確認します。

024条・5条判断

自己転用か、権利移転・設定を伴うか整理します。

03建築・開発等の確認

農地転用以外の手続きと着工条件を確認します。

04書類準備

届出書、土地資料、契約書案、追加資料を整えます。

05農業委員会へ届出

提出方法、必要部数、補正事項を確認します。

06受理後に実施

受理を確認してから権利移転・工事・利用へ進みます。

届出で注意すべきこと

提出前の利用

無断転用となる可能性

砕石敷き、駐車、資材搬入なども農地転用に該当し得ます。

5条の履行

権利移転を先行しない

許可・届出と契約履行の順番を整理します。

建築・造成

別手続きが必要

市街化区域でも建築確認、開発、道路、排水等を確認します。

生産緑地等

別の規制

生産緑地や都市農地に関する制度がある場合は追加確認が必要です。

届出受理後の確認事項

  1. 受理通知等の記載内容と対象地を確認する
  2. 5条の場合は契約条件に従って権利移転・引渡しを行う
  3. 建築確認や道路・排水等の手続き完了後に工事へ進む
  4. 届出した転用目的・配置に沿って利用する
  5. 必要に応じて地目変更登記等を進める

確認しておきたいポイント

市街化区域なら農地転用手続きは不要ですか?

不要ではありません。一定の場合に許可ではなく4条・5条届出で進めます。

届出書を出した日に工事できますか?

提出だけでなく受理を確認してから工事・利用を開始します。自治体の案内に従ってください。

市街化区域でも農振除外が必要ですか?

区域制度は別の制度です。一般には対象地の指定状況を個別に確認します。

届出だけで住宅を建てられますか?

農地法上の届出とは別に、建築確認、開発、接道、排水等を確認する必要があります。

市街化区域の4条・5条届出を整理します

土地の所在地・地番、所有者、利用者、売買・賃貸借の予定、転用目的を確認し、届出区分と必要書類、他法令の確認事項をご案内します。

申請窓口、必要書類、受付時期、審査運用は土地所在地や申請内容によって異なります。具体的な案件は、対象地を管轄する農業委員会・市町村担当課等への確認が必要です。